2A14はAl-Cou-Mg-Si系の高強度のアルミニウム型合金で、熱強化処理が可能です。化学成分と性能から見れば、硬アルミニウム合金に属し、またアルミニウム合金を鍛造することができます。2A50鍛造アルミニウム合金と違って、この合金の銅含有量は2A50合金より倍以上増加し、固溶処理に人工時効を加えた後の強度は2A50より高いが、耐食性は一般的で、2A50より悪く、人工時効状態で結晶間腐食と応力腐食に傾く。合金の塑性は中程度であり、熱状態での塑性は2A50に入らず、押し出し効果があり、縦方向と横方向の性能に差があることを示している。その溶接性はまだ良く、抵抗点溶接と縫製に適しています。切削加工性が良い。





 
2A14アルミニウム合金は高負荷に耐える自由鍛造品とモールド鍛造品の製造に用いられ、また大型フレーム、橋、大型外装、トラック部材などに用いられている。しかし，熱圧加工が困難なため，この合金の使用範囲を制限した。
 

2A14アルミ合金型鍛造品、自由鍛造品の力学的性質
	試料質別	方向	引っ張り強度Rm/MPa	塑性延長強度規定 Rp0.2/MPa	伸び率A (%)
自由鍛造品	T4	縦向	380	245	10
	T6	縦向	410	－	8
鋳型部品 （金型鍛造品）	T4	縦向	380	245	11
	T6	縦向	430	315	10

 
 

2A14アルミ合金鍛造品、自由鍛造品の室温引張性能
	試料質別		寸法/mm	引っ張り強度Rm/MPa	塑性延長強度規定 Rp0.2/MPa	伸び率A (%)
鋳型部品 （金型鍛造品）	T6		≤50	450	385	6
			>50--76	450	380	6
			>76--100	435	380	6
自由鍛造品	T6	L	50--76	440	385	8
		L-T		440	380	3
		S-T		425	380	2
室温硬度：2A14合金O状態のブリネル硬度は45 HBW、T 6状態のブッシュ硬度は135 HBWである。

 

2A14アルミニウム合金鍛造品の安定化処理の室温引張性能
質別	安定化処理		引っ張り強度Rm/MPa	塑性延長強度規定 Rp0.2/MPa	伸び率A (%)
	温度/℃	保温時間/h
T6	130	10	510	431	7
		100	520	422	8
		1000	520	431	8
T6	150	10	500	451	8
		100	495	456	7
		1000	490	441	8

 

類別	合金	投影面積（㎡）または重量（kg）	質別	生産標準
自由鍛造品	5000番	≤3000kg	O、F	GBn223     ASTMB247
	2000、6000、7000番	≤3000kg	T6、T4、O、F
鋳型部品 （金型鍛造品）	5000番	≤2.5m2	O、F
	2000、6000、7000番	≤2.5m2	T6、T4、O、F